Google口コミの「いいね」ボタンとは?
Googleマップでお店を検索していると、口コミの下に「👍いいね」マークがついているのを見たことはありませんか?この「いいね」ボタンは、口コミを読んだユーザーが「この内容は参考になった!」と感じたときに押す評価機能です。一見シンプルなボタンに見えますが、実はこの「いいね」は口コミの信頼度を高め、店舗の集客にも少なからず影響する重要なサイン。
Googleはユーザーの反応をもとに、口コミの価値や関連性を判断するため、MEO対策(Googleマップ最適化)にも間接的に関わる要素といわれています。
📱PC版とスマホ版では表示が違う!
「いいね」ボタンの表示は、パソコン版とスマートフォン版で少し違います。PC版:親指アイコン(👍)の「いいね」ボタンがメイン。スマホ版:複数のリアクション(例:「役に立った」「面白い」「驚いた」など)があります。
リアクションの種類についてはこちらの記事で解説しています▼
「いいね」は口コミ順位に影響する?
Googleマップの口コミは、投稿された順番に並んでいるように見えますが、実はそうではありません。口コミには主に 「最新順」 と 「関連度順」 の2つの並び替え方法があり、多くのユーザーはデフォルトで「関連度順」で口コミを見ています。この「関連度順」を決める際、Googleはさまざまな要素をもとに口コミを評価しています。その中で「いいね」の数も、口コミの信頼性や有用性を示すサインとして間接的に影響している可能性があるのです。
口コミ順位を決める主な要素
Googleが口コミを評価する際に考慮しているとされる要素は、以下の通りです。
- 口コミ内容の質:体験談が具体的で、写真や詳細情報を含むものほど評価されやすい
- 投稿者の信頼性:ローカルガイドなど、アクティブユーザーの口コミが優遇されやすい
- 投稿時期:古い口コミよりも、新しい口コミが優先される傾向
- 「いいね」やリアクション数:多くの人に「役立った」と支持されているかどうか
この中で「いいね」は、あくまで口コミ全体の評価を補足する存在。
いいねで順位を大きく変えるわけではありませんが、他の要素と組み合わさることで上位表示を後押しする可能性があります。
「いいね」が多い口コミが上位に出やすい理由
Googleはユーザー体験を重視しているため、「多くの人が参考になったと感じる口コミ」=「価値の高い情報」と判断する傾向があります。そのため、同じ店舗内の口コミでも「いいね」が多い投稿は関連度順で上位に表示されやすくなります。つまり、「いいね」が集まるほど多くの人の目に触れる機会が増え、結果的に新規顧客の来店にもつながりやすくなるというわけです。

「いいね」を押した人はわかる?
「うちのお店の口コミに“いいね”がついてるけど、誰が押したのか気になる…」
そんな疑問を持つ店舗オーナーさんも多いのではないでしょうか。結論から言うと、「いいね」を押した人を特定することはできません。Googleマップの口コミでは、SNSのように「誰がいいねしたか」や「いいねしたユーザー一覧」が表示される仕組みはなく、すべて匿名で処理されています。とはいえ、店舗としては「どの口コミに反応が集まっているのか」は知りたいですよね。
実際、店舗オーナーがGoogleビジネスプロフィールを通じて確認できるのは以下のような情報です。
- どの口コミに「いいね」が何件ついているか
- どの口コミが特に注目されているか(=閲覧・反応の多い投稿)
これらを参考にすれば、「どんな内容がユーザーに響いているか」を分析できます。
たとえば、「接客が丁寧」「説明が分かりやすい」といった口コミに「いいね」が多ければ、その部分をさらに強化することで満足度アップにつなげることができます。
「いいね」ボタンをMEO対策に活かす方法
「いいね」はユーザーだけでなく、店舗にとっても活用できる重要な指標です。
集客やMEO(Googleマップ最適化)を強化したいなら、この仕組みをうまく使うことで口コミの価値をさらに高められます。ここでは、店舗がすぐに取り入れられる「いいね」活用のポイントを紹介します。
スタッフが口コミに「いいね」するのはOK!
「スタッフが自分のお店の口コミに“いいね”を押しても大丈夫?」と気になる方も多いですが、
問題ありません。「いいね」はあくまで“共感”や“参考になった”を示すリアクションの一種であり、自作自演の口コミ投稿とは異なります。たとえば、「ご来店ありがとうございました!温かい口コミをいただけて嬉しいです。」と感じたスタッフが「いいね」を押すのは、お客様への感謝を表す自然な行為です。
ただし、不自然に大量のアカウントで「いいね」を増やす操作行為はガイドライン違反となるため、注意が必要です。
ポジティブな口コミを自然に増やす工夫を
「いいね」を集める近道は、“口コミ自体の質”を上げることです。サービスの向上や小さな気配りが積み重なれば、自然と好意的な口コミが増え、それに伴って「いいね」も集まりやすくなります。ポイントは以下の通りです。
- 接客・サービス面で印象に残る体験を提供する
- 口コミを書いてくれたお客様に丁寧な返信を行う
- 店舗内ポップやLINE公式などで「口コミ投稿」をさりげなく案内
このように、誠実な口コミ運用を続けることで、Googleからもユーザーからも信頼される店舗アカウントを作ることができます。
「返信」と「いいね」の相乗効果を狙う
口コミ返信をしっかり行うと、その口コミが再び閲覧されやすくなり、「いいね」がつく確率も上がります。返信の内容に「この度はご来店ありがとうございました」など感謝を添えるだけでも、他のユーザーの印象が良くなります。つまり、「いいね」を増やす → 口コミの露出が増える → 新規来店につながるという良い循環が生まれるのです。
まとめ
Googleマップの口コミについている「いいね」ボタンは、ただのリアクション機能ではありません。それは、お客様が“この口コミは信頼できる”と感じた証であり、店舗の信頼性を高める大切なサインです。特に「いいね」が多い口コミは関連度順で上位に表示されやすく、店舗の露出アップやMEO効果の向上にもつながる可能性があります。
誰が押したかは分からない仕組みのため、ユーザーのプライバシーはしっかり守られています。「いいね」は目立つ数値ではありませんが、口コミの信頼度を示す存在です。
店舗が誠実にお客様と向き合い、良い口コミを積み重ねていけば、Googleからもユーザーからも信頼される存在になります。「口コミを育てる」=「お店の信頼を育てる」この視点を大切にしながら、ぜひ日々のMEO運用に取り入れてみてくださいね。この記事が参考になると幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました!